沖縄地方気象情報サンプル
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平成23年台風第9号に関する沖縄地方気象情報 第38号
平成23年8月6日19時23分 沖縄気象台発表
(見出し)
沖縄地方は、台風第9号の暴風域から抜けましたが、海上では大しけの状態が続いています。また、沖縄本島地方では、これまでの大雨により土砂災害の発生するおそれがあります。土砂災害や高波に警戒してください。
(本文)
[台風の現況]
 強い台風第9号は、6日18時には、東シナ海の北緯28度55分、東経124度50分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいます。
 中心の気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで中心から半径190キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心の南東側560キロ以内と北西側410キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いています。 
[今後の予想]
 強い台風第9号は、久米島の北西の海上を北西に進み、沖縄地方から遠ざかる見込みです。
[防災事項]
<強風>
 台風第9号は沖縄地方から遠ざかる見込みで、風は次第に弱まりますが、先島諸島では6日いっぱい、沖縄本島地方では7日明け方まで強風に注意が必要です。
予想される最大風速 6日     7日
沖縄本島地方    20メートル 15メートル
先島諸島      15メートル 13メートル
<大雨・雷・突風>
 沖縄本島地方の本島北部を中心に記録的な大雨となりました。本部町謝花、名護市宮里、東村平良、沖縄市胡屋の24時間雨量は、これまでの観測記録を大幅に上回り、特に本部町謝花では、降り始めからの雨量が年間降水量の3分の1に相当する700ミリを超えました。
 沖縄本島地方では、これまでの大雨により土砂災害の発生するおそれがありますので警戒が必要です。また、沖縄本島地方では6日夜遅くまでは落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
<高波>
 沖縄本島地方では、うねりを伴って大しけとなっています。大しけの状態は7日にかけて続く見込みですので、引き続き高波に警戒してください。
予想される波の高さ   6日     7日
沖縄本島地方      8メートル  6メートル
先島諸島・大東島地方  5メートル  4メートル
 今後の台風情報に留意してください。
 次の情報は、6日22時30分頃に発表する予定です。
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